今回Young Professional Networkという私も所属しているコミュニティーとSTIKI大学、Udayana大学という大学のIT系の学科での特別セミナーという形で計3回、講師という形で多くの方の前でプレゼンテーションさせていただきました。
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インドネシアのバリという発展途上の島国で育っている若者に自分が何を伝えることが出来るんだろうと熟考しましたが、社会人のみなさんには「ビジネスを運営する上で大切な3つのこと」、学生のみなさんには「働く前に知っておくべき3つのこと」というテーマで話をさせていただきました。多少の内容の違いはありますが基本的に皆さんにお伝えしたかったことは同じような内容で

・海外から見たインドネシアの今と今後
・プロフェッショナルなビジネスマンとはどういう人物か
・同志を見つけることの大切さ
・志高く

この様な事をお話させていただきました。

特に一番強く伝えたかったことが「志高く」ということです。
シリコンバレーの住民はたったの300万人、バリの住民は400万人、しかし日々新たな会社ができ、多くのイノベーションと多くの失敗が起きているシリコンバレーに比べ、バリという島国では成功も失敗も起こっていません。私が「この中で自分の志を持っている人?」と質問をしても100人近くの中で1人か2人が手を挙げるだけ。何だかとてもモドカシイ思いでした。
決して自分を低く見ないでほしい、高い志をもって、そこに向かって必死に努力してほしいという想いを目から火がでるような勢いでぶつけさせていただきました。


僕自身、自分がどうしても成し遂げたい志がありそれを実現する為に海外にでてきました。まだまだ何も成し遂げられていませんが、努力し追いかけ続ければ絶対にいつかは成し遂げることができる、今はそんな感覚を持っています。

日本に残っていたらこんな講演みたいな機会はまずありませんが、今回の経験を通じて

・人に自分の志を語る事でその達成に向ける情熱はより燃え上がる
・次世代を担う若い人々も気づきを与えたいという想い、行動には素晴らしい価値がある

ということを実感させていただきました。ちっぽけな自分でもまだまだ貢献出来る事は沢山あります。
またの機会があれば、より良いお話ができるように自分自身もって鍛錬していきたいと思います。

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昨日は僕がバリ島で一番好きな日の1つニュピという日でした。

ニュピとはサカ暦のカレンダーに則り行われるお正月の事で島中が特別な雰囲気に包まれます。

ニュピの日はバリ島全体が「火や電気の使用」、「外出」、「労働」が全て禁止になります。観光客を含めた全ての外国人もこれに沿って行動しなければなりません。空港の使用も禁止されるのでバリ島に来ることも、バリ島から出ることもできません。一日瞑想して心をリセットし世界の平和を祈ります。


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ニュピ前日にはオゴオゴという鬼の人形を各村で作り、それを街中で引き回します。日本のお神輿みたいな感じですね。そこに悪霊が乗り移るので最後には海へ持って行って燃やしてしまいます。


その後ニュピの朝6時から電気を使ってはいけない日が丸一日続きます。いつもはクルマやバイクで汚れた空気もとても澄み、街は静寂に包まれます。そして何と言ってもニュピの一番の魅力は夜の星空。島中が電気を消したなかでの星空はリアルプラネタリウム。空に無数の星が広がります。

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僕たち人間はいまや何もかも使いたい放題の毎日を過ごしていますが、ふと一日こうして立ち止まってみる事で日頃の行いを見直すことができます。生きていく上で気付かぬ間に多くの事を犠牲にしていますがこういう綺麗な星空が失われないような未来を将来に残していきたいですね。





 
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もう3月になってしまいましたが一応今年の目標を書き残しておこうと思います。

1.インドネシアで売上150,000,000ルピア
1億5千万ってすごい大きな金額に見えますが日本円にすればたったの150万円です。それでも僕にとってはインドネシアで今後ビジネスをしていくにあたってとても大きなハードルです。去年この国で1万円を稼ぐのがどれだけ大変かを身に染みて実感しました。今年はそれを年間通して粘り強く続けていきます。今はまだ日本からの売上だけで運営できている会社ですが、来年は年間1000万円、5年後は1億円とインドネシアで行うビジネスを大きく育てていくための小さな第一歩を力強く踏み出したいなと思います。


2.何の不自由もなく外国人と会話
これはつまり英語とインドネシア語をレベルアップするということです。1年間使い込んだおかげで大分話せるようになりましたが、まだまだネイティブの人達と日本語と同じように話をするのは難しいと感じています。今年は日本語と同じ品質で外国人と会話が出来るレベルまで高めていきたいと思います。


3.リアルビジネスを立ち上げる
今年はバリで全く畑違いなビジネスを新たに作りたいと思っています。今までの僕は日本でもインドネシアでもITという枠組みの中でしか働いてきませんでした。この仕事が好きでしたし、この道で経験を積むことが将来にとっても一番だと思っていました。でも最近は少し考えが変わりました。自分の得意分野とは全く違うことに挑戦することも大切なんだと。そこで得られる経験がまた本業のほうに生きてくるんだと。
今バリで主に行われている観光関連のビジネスは人件費、材料費、土地レンタル費が年々高騰し3重苦のようになってしまっています。とはいえ1年の間で訪れる外国人の数がそれに伴ってどんどん伸びていくという訳ではないのでこれらのビジネスをやられている方は色々と手を打ってビジネスを成長させないと後で厳しい局面を迎えるでしょう。一方でインドネシアの経済は年々順調に発展していて人々の生活も裕福になってきています。このタイミングでローカル向けの新しいビジネスに挑戦していく事が自分にとっても会社にとっても将来につながるはずです。


これらの目標は1日で達成できるものではありません。1日1日に全力で挑み、すべて達成していい1年にしていきたいです。

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インドネシアの2015年の最低賃金が発表されました。平均すると全体的に115%程度の上昇率です。今回最低賃金の決定後にガソリン価格の値上げ発表があり大きな問題となりましたが、今年も順調に賃金は上がっております。ジャカルタは2,700,000IDRでした。日本のレートですと26,000円程度でしょうか。下記の図からもわかる様に3,000,000IDRに手がかかりそうな地域がいくつも出てきましたね。

インドネシア地域別最低賃金


地域 2014年 2015年 上昇率
アチェ特別州 Rp1,750,000 Rp1,900,000 109%
北スマトラ州 Rp1,505,850 Rp1,625,000 108%
西スマトラ州 Rp1,490,000 Rp1,615,000 108%
リアウ州 Rp1,700,000 Rp1,878,000 110%
リアウ島嶼州 Rp1,665,000 Rp1,954,000 117%
ジャンビ州 Rp1,502,000 Rp1,710,000 114%
南スマトラ州 Rp1,825,000 Rp1,974,346 108%
バンカブリトゥン州 Rp1,640,000 Rp2,100,000 128%
ブンクル州 Rp1,350,000 Rp1,500,000 111%
バンテン州 Rp1,325,000 Rp1,600,000 121%
タングラン市  Rp2,444,301 Rp2,730,000 112%
南タングラン市  Rp2,442,000 Rp2,710,000 111%
タングラン県  Rp2,442,000 Rp2,710,000 111%
バンドゥン市  Rp2,000,000 Rp2,310,000 116%
ボゴール市  Rp2,352,350 Rp2,658,155 113%
ボゴール県  Rp2,242,240 Rp2,586,000 115%
ブカシ市  Rp2,441,954 Rp2,954,031 121%
ブカシ県  Rp2,447,445 Rp2,840,000 116%
デポッ市  Rp2,397,000 Rp2,705,000 113%
スカブミ県  Rp1,565,922 Rp1,940,000 124%
カラワン県  Rp2,447,450 Rp2,957,450 121%
プルワカルタ県  Rp2,000,000 Rp2,600,000 130%
ジャカルタ首都特別区 Rp2,441,301 Rp2,700,000 111%
スマラン県 Rp1,208,200 Rp1,419,000 117%
ヨグヤカルタ市   Rp1,173,300 Rp1,302,500 111%
スラバヤ市 Rp2,200,000 Rp2,710,000 123%
グルシッ県 Rp2,195,000 Rp2,707,500 123%
シドアルジョ県 Rp2,190,000 Rp2,705,000 124%
モジョクルト県 Rp2,050,000 Rp2,695,000 131%
パスルアン県 Rp2,190,000 Rp2,700,000 123%
パスルアン市 Rp1,360,000 Rp1,575,000 116%
ジョンバン県 Rp1,500,000 Rp1,725,000 115%
プロボリンゴ県 Rp1,353,750 Rp1,556,800 115%
プロボリンゴ市 Rp1,250,000 Rp1,437,500 115%
マラン県 Rp1,635,000 Rp1,962,000 120%
マラン市 Rp1,587,000 Rp1,882,250 119%
バリ州 Rp1,542,600 Rp1,621,172 105%
デンパサル市  Rp1,561,000 Rp1,800,000 115%
バドゥン県 Rp1,728,000 Rp1,905,000 110%
西ヌサトゥンガラ州 Rp1,210,000 Rp1,330,000 110%
東ヌサトゥンガラ州 Rp1,150,000 Rp1,250,000 109%
西カリマンタン州 Rp1,380,000 Rp1,615,000 117%
南カリマンタン州 Rp1,620,000 Rp1,870,000 115%
中部カリマンタン州 Rp1,723,970 Rp1,896,367 110%
東カリマンタン州 Rp1,886,315 Rp2,026,126 107%
マルク州 Rp1,415,000 Rp1,650,000 117%
北マルク州 Rp1,440,746 Rp1,577,617 110%
北スラウェシ州 Rp1,900,000 Rp2,150,000 113%
ゴロンタロ州 Rp1,325,000 Rp1,600,000 121%
東南スラウェシ州 Rp1,400,000 Rp1,652,000 118%
中部スラウェシ州 Rp1,250,000 Rp1,500,000 120%
南スラウェシ州 Rp1,800,000 Rp2,000,000 111%
マカッサル市 Rp1,900,000 Rp2,075,000 109%
西スラウェシ州 Rp1,400,000 Rp1,655,500 118%
パプア州 Rp1,900,000 Rp2,193,000 115%
西パプア州 Rp1,870,000 Rp2,015,000 108%


 
ジャカルタは111%、私の住んでいるバリは105%の上昇となりました。下記ジャカルタの10年推移です。10年前から比べると3.8倍、5年前と比べても2.1倍です。国の成長と共に国民の懐も潤ってきています。
ジャカルタ首都特別区最低賃金推移



ちなみに東南アジアの国々で最低賃金を比較すると大体下記の様になります。
※2014年のデータを筆者なりに加工して作りました。
東南アジア最低賃金比較

 インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアは恐らくこのまましばらく追いつき追い越せの競争を続け上昇し続けるでしょう。それにベトナル、ミャンマー、カンボジア、さらにはバングラディシュといった国々がそれに続く形です。これらの国の労働者は賃金が上がるのが当たり前という感覚で働いています。前年と同じ仕事量、レベルでも10%程度の上昇がないと不満を感じてしまいます。日本人には中々想像しずらい感覚です。

最近すごく考えさせられます、今まで行われてきた賃金の安い場所で作って高い場所に売り、賃金が上がれば別の場所に移るというビジネスの形態、これが50年、100年と時間が経ちアフリカなども1週し世界の賃金格差が無くなる時代。ロボットの社会進出も進み良くも悪くも私たちの生活が大きく変化するでしょう。それが良い時代であるように次の世代に良いバトンを渡せるように自分にできる全ての事に挑戦していきたいと思います。



 2015/08/27: 上記情報は2014年末発表のものです。最新の情報は政府サイトよりご確認いただければ幸いです。


 2015/12/27: 2016年の情報はこちらに記載しています2016年インドネシア最低賃金を詳しくチェック
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先日友人の南アフリカ人の方とお話をしていて面白い議論ができました。


話題になったのが表題のマズローの5段階欲求。
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彼が話してくれたのは「我々の住んでいるインドネシアという国の人達は多くが食事、家族、宗教などを一番に置き生活をしている方々が大半だよね。でも日本や同じように戦争で負けたドイツ、または先進国であるアメリカなどは仕事やお金、名誉、自己実現などの比重を多く置いて生活している人が多い。だからまだまだインドネシアという国は遅れているし、進化のスピードも遅いんだと思うよ。マズローの理論に通ずるものがあるよね。やっぱ日本ってすごいよね」とこんな話をしてくれました。

確かに半年以上この国で暮らしてきて、日本人とインドネシア人の生活の中で重視するものの違いの様なものはかなり感じていました。海外の方から日本の事を褒めていただくのは嬉しい事でしたが、腑に落ちない気持ちがあったので同時に以前から感じていた疑問を彼にぶつけてみました。「でも日本って先進国の中でもかなり自殺率が高い国なんだよね。たぶんインドネシアの10倍くらい多い。それはきっと日本社会の強さの裏にある過度な仕事や競争から産まれてしまう代償。日本という国は先進国であり、後進国での暮らしに比べればとても豊かな生活を送っている人が多いけど、心まで本当により豊かどうかは疑問だよね。正解はわからないけど何となくインドネシア人のほうが人本来の幸せの姿に近い気がするし。。。」こんな話をしてみました。

マズローの理論で考えると人間は低次元の欲求を満たすと高次元の欲求を求めるとありますが、それが必ずしも幸せとは限らないと僕は思います。南アフリカという過去の植民地で育った彼とこのような議論が出来てとても有意義でした。

人間にとって何が本当の幸せか、人それぞれ答えは違うのでしょうが自分なりの素敵な答えが見つけられるようにこれからも世界を冒険します。






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