海外に暮らし始めてもうすぐ半年近く。
最近とても強く感じる事があります。
それは「慣れの怖さ」です。


生活の拠点を海外に移し、言葉も地理も何もわからない中で日々生活をする事は凄まじく刺激的で自分自身が日々強くたくましく成長している事を実感できていました。

その中で言葉を覚え、地理を覚え、助けてくれる仲間も出来、少しの自信が芽生えた今は毎日心地よい気持ちで生活が出来ています。

人間は新しい事象に対して対応し、変化し、慣れ、習熟する事が出来る生き物だと思います。それは素晴らしい人間の特性であると思います。

一方で人間は慣れ親しんだ環境を好む傾向が強いという風にも感じます。
無意識に自分の枠を定め、その中で最良の判断をしていると思いこんでしまいます。

年齢を重ねるとその枠はより固くなり、経験によって培った安全策を日々繰り返していく。
それは短期で考えれば成功確率の高い正しい判断なのかもしれませんが、新たな刺激的なインプットはほぼ発生しません。年齢を重ねるたびに人間の成長速度が減衰していくのは慣れ、経験というプラス要素が反対にマイナスに作用しているのだと考えられます。

人間の慣れる力というのは本当に素晴らしいもので、超アウェイな環境に放り出されてもほんの数年、数か月アウェイで経験を積むだけでそこをホームにする事が出来てしまいます。標高の高い高地に暮らせば息苦しくて辛いですが、しばらく暮らせば心地よく暮らせるでしょう。

だからこそ、自分にとってのアウェイな環境に強引にでも自分の身を置くことが大切なのだと、少し海外での生活に慣れた近頃すごく痛感しています。例え慣れないアウェイの環境で失敗してしまっても、それは将来的には大きな財産になります。そういったチャレンジをどれだけ増やせるかが将来の自分にとって重要です。


以前MITの石井裕先生にお会いした際に、「飢餓感」という言葉を教えていただきました。
常に新しい知識、経験に飢えていなければならない。飢えた状態から解放された時が一番怖い。
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という事で現状に満足せず、全く新しい挑戦をいくつか始めてみたいと思っています。