ジャカルタにわずか1日で別れを告げ、海を渡りバリに到着しました。
この地を訪問した目的は決して海や山に遊びに行く事ではありません。
知人から誘われていたバリでの会社設立及び新規ビジネスの実現可能性を調査しに行く為です。
僕はあまり本当に乗り気ではなかったのですが、取り敢えず3日間は真剣に一緒にやるつもりで
ここで働いてみて、本当にここで自分のやりたい仕事ができるのか見極めようと考えていました。

バリのイメージはハワイや沖縄のような観光地とっいったイメージを持っていたが訪問してからもそのイメージは大きくは変わらず、やはり観光業や飲食業で成り立っている島なんだなぁと感じました。
多くの日本人が住んでおり、人生の余生をバリという地で優雅に過ごしている人、バリでビジネスをして上手く成功を収めている人など様々な人にお話を伺うことが出来ました。
お話を伺うと、バリはここ10年で目覚ましい発展を遂げているようで今では豪邸や飲食店が立ち並ぶ土地も10年前には道路もなく田んぼだった場所も多いといいます。観光地としての人気と航空機の利便性が増したことで島の経済が大きく成長しそれに伴い各地がより整備されていくといういいスパイラルに入っているようです。


バリでの会社登記

肝心のビジネス立ち上げに関してですが、インドネシアで新たに会社を立ち上げてビジネスをしようとする場合、インドネシア人のパートナーを見つけ、インドネシア人にオーナーになってもらい会社を立ち上げる方法(つまりインドネシアの企業という事になる)と外資企業として立ち上げる方法がある。前者でやる場合は特に制限もなく手続きなども簡単だが会社自体はインドネシア人の物となる為、信頼できるパートナーを見つける必要があります。後で裏切られたり揉めたりしてトラブルになるケースが多くあるようです。後者の場合、外資企業が登記する為の条件が業種ごとに細かく設定されており、やりたい事業が実現が思うように出来なかったりします。例えば「資本金の49%はローカル資本にしなければならない」、や「特別な審査が入る」などの条件です。そもそも登記出来ない業種もあります。要は「その事業はインドネシアの国益につながりますか?」という事業を規制しているのです。その辺りの細かい話が全然わかっていなかったのですが幸いにも現地で何度も新会社の設立コンサルティングをやっており、旦那さんがインドネシア人の弁護士という方にお会いする事ができ、色々な手続きの工夫をしたり申請の際に裏技を使えば外資企業としての登記が問題なく出来る事を教えていただきました。どうやら会社を立ち上げるという事は実現出来そうです。


バリのIT事情
次にITという点に関していくと幸いバリは観光地で多くの観光客が訪れるという事もあり、インドネシアの中でもかなりITのインフラ環境は整っており、震災や津波、停電なども問題もインドネシアの中では比較的心配がないようです。では、ITの人材という点ではどうか。たまたま知人のバリ人の甥っ子が国立大学の情報工学科の4年生という奇跡があり、インタビューをする事ができました。やはりバリの中ではまだまだITの仕事や会社はないに等しいくらい少なく、その情報工学科も4年前に出来たばかりだといいます。卒業していく学生達もIT関連の仕事をしたくてジャカルタなどに出ていく人もいれば、バリの中で農業や工場に勤める人もいるのだといいます。しかし卒業研究なども見せてもらうと学生たちのレベルは決して日本に比べて高くはないが必要最低限は持っており、IT関連の仕事に関するモチベーションも悪くはないと感じました。(むしろ自分をはじめ日本の大半の学生よりいいのでは?)学生に「夢は?」と聞くと「自分の村にITを広げたい」と言ってくれたことが印象的でした。


次の転職先
という事でバリという小さな島の中でも多くの学びがあり自分自身の成長につながりました。
長いようであっという間だった9日間の旅の最終日、僕はバリで知人に尋ねました。


「バリで僕がこのビジネスをやるとしたら何を任せたいんですか?」
 
知人
「全部です、僕は日本の仕事を離れられないので」 

それから自分の中で何回も自問自答しました。
・自分が本当にやりたい事ってなに?
・バリなんかでネットの仕事できるの?
・お金や安定じゃないよね?
・周りに何言われるかわかんないぞ
・何が一番楽しそうなの?
・キャリアとか意味ある?
・夢に向かって頑張りたいんだよね?
・1人で会社作れるって楽しそうじゃん
・いちばん大変な道選んだほうがいいよ
・バリの人たちもいい人たちだし
・インドネシア語も学べるし
・BOP事業も学べるし






「バリでやってみっか」


という事で次はバリで新しい会社を自分で作る事にしました!



写真 4
 バリでお世話になった日本人オーナーさんのお店