日本から海外へ飛び出して早半年、色んな事がありましたが何とか生き延びています。
こっちで暮らしていても今の時代FacebookやLINE、Skypeなどで気軽に連絡が取れるのでさみしさもなく毎日楽しく暮らしています。

有難いことに時折旧友や諸先輩方から連絡をいただいたりFacebookにコメントをいれていただいたりして嬉しい限りなのですが、 その中で本当に色んな方々から「すごいなぁ海外で働くなんて」と言っていただいたりします。

とても嬉しいお言葉なのですがいつもすごく不思議な感覚でした。だって全然すごくないんですもん。
謙遜している訳ではなく僕は本当に頭も良くないし、何か人より優れた技術や知識がある訳でもない、語学のレベルも低い。客観的に自分を見てすごいと思えるところはありません。

実際にこっちでやっている仕事のレベルもハードワークではあるものの、一般的な日本人のナレッジワーカーであれば誰でもこなせるような事を着々と進めているだけの事です。僕に「すごいなぁ」と言ってくれる人達なら誰でも出来る事だと心から思っています。

だからなんで日本人は「海外で働くことはすごい」と感じてしまうんだろうと考えさせられました。


教科書に載っていない恐怖と今を捨てる恐怖が日本人を小さくする
僕たち日本人は大半の人が見えないレールに乗って生きてきました。普通に高校、大学を出て就職率は9割以上と海外と比べて異常に高い。教科書に答えの書いてあるような問題を解くような事が得意なんだと思います。「この数字をここまで伸ばしなさい」とか「この通りに作りなさい」といったお題には滅法強い。一方で自分の教科書にない事をやるのが苦手な人が多いのかなと感じます。「英語(しゃべれないけど)で仕事をする」とか「海外に住む」という今までの自分では想像も出来ないような事に臆病になってしまう。
日本人で英語が達者、正確には外国人とのコミュニケーション能力が高い人というのはいわゆる一般的なレールから外れた日本人が多いのではないでしょうか。逆に綺麗にレールに乗ってきた人間のほうが語学が未熟です。いくら口達者な営業マンやマネージャーも言葉が通じなければ仕事になりません。言葉が通じない人とコミュニケーションをとるという事は凄まじい恐怖感を感じる事です。階段を重い荷物を持って登ろうとするお婆さんがいれば助けてあげる親切な日本人が、地下鉄で迷ってる外国人観光客は無視してしまう。それぐらい母国語以外のコミュニケーションは怖い事なんだと思います。

あとこっちにいて思うのはやっぱり日本って豊です。世界中の美味しいごはんが食べれるし、治安もいいし、母国語以外話さなくていいし。そんな心地いい環境を捨ててでも外に出る理由って中々見つけられないですよね。フィリピン人や韓国人みたいに外に出ないとヤバいっていう飢餓感もない。


50年昔と比べて西洋諸国や日本のような先進国の相対的な力は落ちていますし、これからも落ち続けます。それでも僕は日本人の力ってすごいと思うし、もっともっと社会に影響力与えられると思います。
ぜひ恐怖心を乗り越えて多くの日本人が海外で一緒に戦ってくれたらうれしいです。

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