今日で4週間のフィリピン短期語学が終わりました。4週間って結構あるし、毎日死ぬ気で勉強すればある程度英語力がレベルアップするだろう、そんな期待に胸躍らせながら海を渡りました。

僕が訪れたのはフィリピンのパンパンガ州クラークという閑静な街にある韓国人経営の英語学校です。この学校は厳しいと評判の学校で、韓国人が多いので日本語をしゃべる事ができず、短期留学にはもってこいという事で今回こちらの学校を選びました。ちなみにバギオというさらに北にも姉妹校があり、そちらの方が厳しいそうなのですが今回は既に満員という事で少し残念ですがクラークのほうに申し込みました。
日本語のHPもあります、この学校です。

授業料は4週間で14万円くらい、その他に飛行機代、遊ぶお金や諸経費を考えると全部で20万円くらいでしょうか。もっと安いところもあるようですが今回は厳しさを求めてこちらの学校にお世話になりました。

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All teachers, thank you for your teaching and kind.


生徒たち
この学校は全部で生徒が80人くらい、うち50人が韓国人、30人が日本人という感じでしょうか。先生はほぼ全員フィリピン人で50人以上いると思います。
思ったよりも日本人が多くて予想外でした。校内は”EOP(English Only Policy)”といって英語以外で話すと罰金など厳しいルールが用意されているのですが日本人同士でいるとついつい隠れて日本語で話してしまいます。僕は脳みそを完全英語モードにしたかったのであまり日本人の方とは仲良くしませんでした。
日本から来ている人たちは6割が学生、学校を休学して来ていたりします。4割は社会人の方で仕事を辞めて次の仕事までの間に来ている方が多いようです。僕もその中の一人ですね。
一方韓国人は7,8割が学生のようです。韓国では就職するのにTOEICなどの試験の高得点が必要になるので就活前に英語が苦手な学生さんが多く訪れているようです。韓国の厳しい就職活動ではスタンダードになっていますが彼らの中にはやはり不満も多いようです。みんながみんなサムスンや現代自動車のようなグローバル企業に入るわけではないですからね。
そのせいか割と韓国人達は不真面目な人が多いです。別に国籍で区別している訳ではないのですが韓国人の人達は嫌々勉強に来させられている人たちが多いようで授業をサボったりもよくします。日本という国全体の英語力は周知の通りですが、こういう場所に来る日本人は真面目で一生懸命勉強してる人が多いです。



施設・環境
個人的にはここの施設やこの街の環境にはほとんど不満はありません。
フィリピンは首都のマニラはややデンジャラスな場所ですがここクラークはのどかでとてもいい街です。

jipny
ジプニーにも気楽に乗れるようになりました。


uniqlo
ユニクロなんかが入ってる大型ショッピングモールにも近いです。



front
学校はこんな感じ。3階建てで本当の学校のように割と広いです。



garden
中庭は僕の好きな場所です。ゴルフの練習場所やプールなんかもあります。


water
校内には至る所にウォーターサーバーが。



room
泊まっていた部屋。4人部屋に男3人で暮らしていました。



shower
シャワー・トイレルーム。少し汚く見えますが割と快適です。一応ぬるいお湯も出ます。



food
ご飯はこんな感じ。韓国人経営だからか、毎回フィリピン人が作ったよくわからない韓国料理が出ます。毎回キムチがついてきます。味も微妙だし、すぐ飽きます。



授業
さて一番重要な授業ですが
毎日こんなスケジュールで生活していました。
 
6時:起床
6時~7時半:自習
7時半~8時:朝食(韓国料理)
8時~17時:マンツーマンレッスン8本ノック(昼食は抜いてバリのお仕事)
17時~18時:ディベートレッスン
18時~18時半:夕食(韓国料理)
18時半~24時:復習&宿題&予習&仕事

中々ハードなスケジュールで動きます。最初は脳が久しぶりの勉強に悲鳴をあげて偏頭痛がおきました。授業の内容はSpeaking、Listening、Grammarなど様々です。全て英語で進められるので集中力とめげないメンタルが必要です。
教材や進め方は基本的に先生に任せられています。教え方も割と上手いし、とても熱心に教えてくれるのでこちらのモチベーションも上がります。先生に限らずフィリピン人は東南アジアの中でも特に陽気で社交的なのでシャイな日本人でも楽しく話せます。また彼らは家族や友達などとの絆をとてもとても大切にしています。困っている仲間がいれば自分の生活が苦しくなったとしてもお金を分けて助けてあげたりします。僕はそういうフィリピン人のパーソナリティが大好きです。

僕はディベートのクラスも取っていたのであらゆるテーマで韓国人やフィリピン人と英語で議論しました。異国の人とと真剣に国の歴史や文化、経済、社会問題などについて話をすると「自分は日本の事も世界の事も何も知らなかったなぁ」なんて思ったりします。

class
教室はこんな感じで小さな個室に先生とマンツーマンです。



jipsy
先生は毎時間変わりますが可愛い先生だとテンションが上がります。




まとめ
本気で英語を身につけたいと考えている方、英語で仕事をしたいと考えている方にとってフィリピンでの語学留学は一つの選択肢としてアリではないでしょうか。

僕の意見としては
・陽気なフィリピン人と楽しく学べる
・施設、環境も割と充実している
・毎日長時間英語に触れるので上達も早い
・生活自体が強制的な英語環境なので学ぶ事が実践的
・そんなに高くない
こんな風にポジティブに感じています。

一方で勘違いしてはいけないのが決して楽に上達する訳ではないということ
・サボろうと思えばいくらでもサボれる
・日本人と仲良く隠れて日本語で話すこともできる
・自分から動かないと友達すらできない
・日本より部屋や街は汚い
・ネットは遅い、シャワーは弱くぬるい
・料理はおいしくない
ようするに自分との戦いに勝てるかという事ですね。

3ヶ月くらい行って死ぬ気で勉強すればある程度"なんとかなる"レベルにはなると思います。日本の英会話スクールみたいな所に毎週1回を1年通ってもなかなか"なんとかなる"レベルまでいかないですよね。


ついでにですがなぜフィリピン人はこんなにも英語が話せるのか。
フィリピン人に聞くとやはり教育だとみんな言います。フィリピンでは小学校から英語を勉強し、学校の授業は9割が英語で行われるそうです。学生時代は生活の半分近くを学校で過ごし、その中の9割が英語。当然普段の生活や仕事でも必要になってくるので彼らも英語の必要性をしっかりと理解して勉強しています。しかもおしゃべりな国民性で四六時中話をしているとなれば彼らの英語力が優れているのも納得できます。
対して日本はどうでしょうか。政府は英語を小学校から教育科目に入れたり、外国人教師の数を増やしたりしようとしていますが本当にそれだけで変わるのでしょうか。英語を話す必要のない国で生まれ育った、またこれから育つ日本人は本当に英語が話せるようになるのでしょうか。


Googleの村上さんが「英語は自転車のようなもの」とおっしゃっています。
とにかくまずは乗れるようになりたいと思う事、乗らなきゃならないと思う事、そうすればグラグラして上手く乗れなくても、転んで怪我をしても一生懸命練習して徐々に上手く乗れるようになってきます。そして乗れた時には、同じく乗れる友達と遊んだり、今まで行けなかった遠くに行けたりします。僕はまだ三輪車レベルですが、補助輪付きでなんとか乗れるくらいのレベルになってきました。

僕は英語学習のKPIを時間においています。一日に少しでも多くの時間に英語に触れる事、一日も勉強をサボらない事。散々どんな勉強方法が効率的か考えてきましたがシンプルにKPIを時間においてから気持ちが楽になりました。そして少しずつ上達してきました。このまま努力し続ければきっといつか上手く話せるようになるはずだと信じています。
強く強く信じています。