先日たまたまこんなデータがネットで出回っているのを見ました。
「ネット先進国」はどこだ?
ネット先進国」はどこだ? SNS、買い物 … お国柄を探る


すごくきれいにまとめてあってすばらしいなぁと思う反面、最近このようなデータをみて感じることがあります。

「あんまりアテにならない」


約1年半インドネシアに住んでみてこういうデータと自分の見ている現実を比べるとすごく大きな乖離を感じます。

例えば携帯電話契約数。インドネシアでは携帯電話の番号を取得する際に各キャリアのSIMカードを購入して番号を取得します。この売れた枚数が携帯電話契約数となっていますが、このSIMカード現地の露天みたいなところでも気軽に買えます。1枚の値段は日本円で200円くらいなのです。現地で僕の友達やスタッフを見てみるとこれを普通にみんな2~3枚持っています。仕事とプライベートで分けたり、同じ通信キャリア同士だと通話割引があったりするので複数番号を持っていると安く運用できるからです。

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他にもよくネットの通信速度比較みたいなデータもよくありますが、これもどこまで信用していいか怪しいものです。どのように速度の計算をしているのかわかりませんが、僕の住んでいるバリ島ではまず平均速度という概念が通用しません。早いエリアもあれば遅いエリアもあります。仕事終わりの夕方になるとみんなが使い始めるので急激に遅くなったりします。
また後進国では通信速度以上に通信の安定度が大事です。僕の会社でも今2つのネット回線と契約しています、なぜなら頻繁につながらなくなることがあるので常にバックアップを用意しておく必要があるからです。それでも同時につながらなくなり仕事が止まってしまうこともあるくらいです。


以前は僕もこういう各国比較データをみて「なるほどな~」と思っていました。
でも実際に海外に住んでみると調査データと現実が大きく乖離していることが多々あります。

自分もそうだったように企業の経営企画の人などがネットで見つけたデータを使って海外戦略を練って役員会で資料を提出し、現場感のない誤った判断が行われることが往々にして行われます。でも実際には現地の人から聞く「データのことはよくわかりませんが、僕の周りではこんな感じですよ」といった意見のほうが重要なことが多いかなと今は感じています。

色んな角度から物事は見ないといけませんね。