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先日アメリカのカリフォルニア州で最低賃金を時給15ドル(約1700円)に段階的に上げていくことが決まったようですね。最低の賃金が1700円、全く使えない人でも1時間1700円が保証される。すごいことですね。

カリフォルニア州、最低賃金を時給1700円に引き上げ 「経済的正義」と州知事
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/29/california-minimum-wage_n_9568150.html

日本でも最近は最低賃金を上げて労働者の収入を増やして経済を活性化すべきだという議論が多くされているようです。日本に居たときは最低賃金なんてものは一切気にしたことがなかったのですが、今まさに毎年最低賃金が上がっていく国に住み、そこで会社を経営することになり、最低賃金というものをかなり意識するようになりました。アメリカや日本の動きを見ながら、私の住んでいるインドネシアのバリ島の経済が今後どのように変化していくのか自分なりに考えてみました。


まずバリ島の経済は7割が観光業、つまり観光客に提供するサービスで成り立っています。この島の経済は良くも悪くも観光業の出来、不出来に大きく依存しているということです。今までバリ島の経済が良かったのも観光業のおかげの他ありません。しかし2年間バリ島に住んでみて3つの理由から今後のバリ島の観光業に対して少し不安を感じています。
その3つとは
1.最低賃金の上昇
2.賃貸物件料の上昇
3.材料費の上昇

これら3つの要素は今後5年、10年と発展途上国であるインドネシア全体のトレンドに合わせて上がり続けていくでしょう。インドネシアという国はみんなの給料が上がり消費が増えるので企業が儲かり賃貸物件料や材料費が上昇しても基本的には問題ない国です。むしろ消費が増えて経済が活性化するので最低賃金が上昇するということはいいことなのだと思います。

しかしバリ島という島に限定するとどうでしょうか。お客様は別の国から訪れてくれる方ばかりです。彼らの財布の中身が増えるか、観光客数そのものが増えない限りはパイの奪い合いをするだけでバリ島全体としての経済発展は難しいものがあります。

バリ島の観光客は毎年増えていますが実態は中国人観光客の増加が大きな要因です。
今後はのんびりとビジネスをするだけでは難しくインターネットなども上手く使って真剣にマーケティングをしていくところとそうでないところとで大きな差が生まれてくると思われます。
弊社も多くの観光業関連の方とお付き合いがありますので、我々にできるクライアントへのサポートをより力を入れてやっていきたいと思います。