ケニアでの旅を終え、次に向かったのはアフリカでIT立国を目指すと宣言しているルワンダです。
アフリカでIT立国を目指す国、20数年前に大量虐殺があった国、ケニアから飛行機で約2時間でいける国ということで興味をそそり、アフリカ旅行の2か国目に選びました。


まず空港から市内に移動しながら驚いたのは、街並みがきれいなことでした。街にはゴミが一切落ちていなく、道端に座って何か売ってる人もいない、交通渋滞も排気ガスで息が苦しくなることもありません。東南アジアやケニアでみたようなよくある後進国の街並みとは全然違う、シンガポールのように整備された街並みという印象を受けました。
調べてみると、人口は1200万人ほど、国土は四国の1.5倍ほどと小さく、街全体が1500mの高地にあり、1000の丘の国と呼ばれる本当に景色の綺麗な国でした。
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街では至る所にバイクタクシーのドライバーがおり、どこに行くにも100円程度で連れて行ってくれます。ドライバーやレストランのウエイターなど普通の人と話をしていると、とても心が穏やかで、純粋で、フレンドリーな印象を受けました。ボッタくったりしようとしてくる人もいません。
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IT立国を目指してるというのはどんなもんやと、現地で有名なコワーキングスペースKLABとFAB LABに訪れてきました。
正直、レベルとしてはまだまだかなぁと感じましたが、若い人たちが意欲的に取り組む姿勢には元気をもらいました。また印象的だったのは多くの人がAndelaという企業の課題をやっているということです。Andelaはナイジェリアをベースにしたアフリカのエンジニアがリモートでアメリカやヨーロッパの仕事を請け負えるようにしたトレーニングとジョブマッチングを行う会社です。ここでトレーニングを受け、試験を通過すると、さらに本格的なトレーニングを受けることができ、シリコンバレーなどの仕事がアフリカにいてもできるというモデルです。仕事と収入が保証されていることから、多くのアフリカ人に広まっているようです。ルワンダでは学生に1人1台パソコンを配ってIT立国を目指していくという国策を打ち出しているのですが、まだそれに見合った雇用を生み出すまではいっておらず、育てたエンジニア達をどう社会で活用していくかが大きな課題になっていきそうです。
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次の日にはキニヒラという少し離れた田舎町まで車とバイクで行ってきました。ルワンダではコーヒーやティープランテーションが沢山あり、キニヒラでも沢山のお茶を作っています。ちなみにキニヒラは大量虐殺の際に国連が非武装地帯を作った有名な地でもあります。
ハイエースくらいの車に20人でぎゅうぎゅう詰めになって向かいます。
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ここではお茶を作る工程を見学させていただきました。山全体がお茶畑になっており、お茶産業がこの地域を支えているのが如実で驚きました。約2500人が工場で働いていて、地元の住民はみんなお茶農家です。ここで何百トンという生産を行って、世界中に輸出しているようです。
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とても素敵なゲストハウスに泊まらせていただきました。
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次の日にはジェノサイド記念館に訪れました。ルワンダはたったの20数年前の1994年に民族抗争からフツ族がツチ族を虐殺するという痛ましい過去を持っています。
約80万人がその事件で亡くなったと言われています。昨日まで仲良くしていた隣の住民が、突然ナタを振りかざして殺しにくるのです。殺人以外にも拷問やレイプなど想像を絶する事態となっていました。襲う側もやらなければ自分が裏切り者扱いされて殺されるので、仲の良かった人でも民族が違えば殺さなければならなかったのです。
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こんなとんでもない事件ですが、恥ずかしながら僕はこれまで全く関心がなく、知識がなく、知りませんでした。

今、ルワンダの街を歩くと、後進国と言われる国の中ではどこよりも安全で整っていて、人が穏やかだと感じました。しかしその背景にはあの痛ましい事件を二度と繰り返さないように、憎しみを生み出さないように、清く正しく生きようというルワンダの人たちの努力・決意のようなものがあったのです。
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これからのルワンダはあの事件の時に生き残った子供たちや、あの事件の後に生まれた子供たちが作っていきます。そういった子供たちと遊んで、手を合わせることができて本当によかったです。
またいつか戻ってきて、彼らの作った国を見てみたいと思います。

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