2014年7月9日、インドネシアの大統領選が行われました。

インドネシアでは大統領と副大統領がセットで立候補し国民投票によって大統領が決定します。
選挙前には候補者同士のディベートがあり両者が激論を交わします。
とてもシンプルなインドネシア語で話してくれるので僕でも少しわかります。
事前調査ではほぼ50:50で人気を割っており、まさに決選投票となりました。
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さあ選挙。
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有権者は1億9000万人ですからそりゃ大変です。
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さて開票速報の結果では多くのメディアが前シャカルタ州知事ジョコ・ウィドド氏の当選を報じています、しかし一方で一部のメディアがスハルト前大統領のスハルト元大統領の娘婿プラボウォ氏の当選を報じています。両者が勝利宣言をするというとんでもない選挙になってしまいました。
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日本人にとっては少し考えにくい事ですがインドネシアでは メディアがかなり政治家に操作されてしまっています。今回もプラボウォ氏の優勢を報じたメディアはプラボウォ氏のグループの所有となっているメディアがほとんどです。選挙前にもこういったメディアの偏重報道は問題になっていました。
日本人も良くメディアを信じすぎる、みたいな事を言われますが近年ソーシャルメディアが発達し色んな意見が飛び交うようになったのと、大阪の橋下徹さんみたいにメディアに真っ向から対立する強い人も出てきて少しずつ変わってきたのかなとも感じます。

※最近とある人からIgnorant is most big problem in democracy.(民主主義において無知は一番の問題)という言葉を教えてもらいました。日本もインドネシアも民主主義の国ですが民主主義って国民が正しい判断を出来る必要があるし、その為にはメディアは公平性を保たないといけないわけですが中々そう上手く成り立たないですよね。中国って共産主義だけど、中国人に言わせるとこの国を民主主義で統治するのは無理という人もいるようです。なんか少し納得です。


jokowi
今回プラボウォ氏はスハルト時代の開発独裁への回帰、ジョコウィ氏は腐敗を排除し民意を反映した民主主義の確立を目指していると私なりに理解しました。最終的な公式発表は2週間後にならないとわかりませんが、これを機に多くの事が変わっていくのは間違いありません。腐敗から脱却した新しいインドネシアに期待し、またその発展に少しでも貢献できるように頑張ります。